ほとんどの工場や製造施設では、様々な用途で圧縮ガスシステムを使用しており、これらの空気圧縮機を稼働させ続けることは、全体の業務を円滑に進める上で非常に重要です。ほぼすべての圧縮機は、内部部品の冷却、シール、または潤滑のために、何らかの潤滑剤を必要とします。適切な潤滑は、機器の継続的な稼働を保証し、工場は高額なダウンタイムや修理を回避できます。また、適切な潤滑は、圧縮機の温度上昇を抑え、電力消費量を削減するのにも役立ちます。摩擦の低減=発熱の低減=エネルギー消費量の低減、というシンプルな結論です。ほとんどの製造工場では、圧縮空気システムが1日の電力需要の大部分を消費しています。そのため、継続的な改善プロジェクトを検討している場合、潤滑剤の適切な使用を通じてエネルギーコストを削減することは、確実な成果につながります。
● 適切なコンプレッサー潤滑油を選択する
潤滑要件は、コンプレッサーの種類、使用環境、圧縮されるガスの種類によって大きく異なります。潤滑剤は、シール、腐食防止、摩耗防止、内部金属部品の保護において重要な役割を果たします。LEは、遠心式コンプレッサー、往復式コンプレッサー、ロータリースクリューコンプレッサー、ロータリーベーンコンプレッサー、ドライスクリューコンプレッサーなど、ほとんどのコンプレッサーの種類に適した潤滑剤を取り揃えています。
エアコンプレッサー用潤滑油を選ぶ際には、まず粘度要件を確認してください。粘度要件が明確になったら、以下の利点を備えた潤滑油を探してください。
● 優れた防錆・耐腐食性
高い酸化安定性により粘度を維持し、長寿命を実現
非発泡性
水をはじく抗乳化性
潤滑剤添加剤の枯渇を心配しない濾過性
動作仕様に関しては、最低性能を狙うのではなく、仕様を上回る潤滑剤を探してください。そうすることで、空気圧縮機の寿命が延び、効率が向上します。
投稿日時: 2021年11月16日